Shin Takamatsu Architect and Associates Co.,Ltd. 株式会社高松伸建築設計事務所

同志社岩倉屋内運動施設

2006年に同志社小学校が竣工してから3年。開校時に入学した児童達も卒業を迎える年になった。生徒数も当初の予定どおり450名の現標となり、やっとのことで隅々にまで元気な声が満ちる本来の校舎の姿を見ることになった。他方、当然のことながらアリーナの利用頻度も級数的に増加し、特に雨天時に校庭の代替として使用する際には往々にして手狭になるという事態が生じることになった。そのような喫緊の状況を打開すべく、かつ、かねてから懸案の屋内水泳施設併設の可否を加え、同志社創立135周年記念事業の一貫として、新たな小学校施設の充実が議論される運びとなった。途上、多少の紆余曲折はあったものの、結果として建設用地内に現存する標本資料施設を併合する第2屋内運動施設が建設されることとなり、加えて建設費は同志社大学出身者のひとりの篤志家の寄付によって賄われることとなった。敷地は小学校同様、風致地区に属しており、外壁・屋根等における意匠は自ずから前例に則する手法を採択した。他方、小学校アリーナとは異なる大スパンの独立した建築であるという条件下で大仰になりがちな架構を可能な限り抑制することによって、小学校の付属施設にふさわしい静謐な外観意匠を導くとともに、運動のための場所に不可欠な平滑で安全な空間を用意した。

所在地
規模
敷地面積
建築面積
延床面積
竣工年
: 京都府 京都市
: 地上1階
: 4,225m2
: 991m2
: 962m2
: 2011