Shin Takamatsu Architect and Associates Co.,Ltd. 株式会社高松伸建築設計事務所

深田電機本社社屋

クライアントは、大正10年(1921)創業・名古屋の “老舗” 電設資材総合商社である。電設資材の販売に加え、地球温暖化問題に積極的に取り組む中、“For your life, for our globe” の理念に基づき、CO2削減への寄与を付加価値としたエンドユーザーへの設備提案を行なっている。現在の本社ビルは、昭和33年(1958)に建設され、その後昭和47年(1972)に一部を改修しているものの、築後50年以上が経過し、老朽化が進みつつあるとともに、耐震性能への不安もあり、新しい本社ビルへの建て替えに踏み切った。東日本大震災から半年経った平成23年(2011)の秋のことである。西を武家屋敷の面影が残る白壁町に、東を池泉廻遊式の大名庭園で有名な徳川園を擁する徳川町に挟まれた名古屋市東区赤塚町は、繁華街である栄から適度に距離を置き、都市の喧騒とは無縁の落ち着いた風情に恵まれた町である。とはいえ、敷地は、膨大な交通量の幹線道路が交わる赤塚町交差点の南西角に位置しており、クライアントの理念 “For your life, for our globe” をシンボライズするには、或る意味願ってもない立地であったと言えよう。交差点の対角にある神社・神明社は、大銀杏、楠、欅、紅梅、白梅等の木々が生い茂り、一年を通じて緑豊かな「鎮守の森」に包まれている。その森を鏡に映すかの如きデザインは、かかる立地が必然的に導いたものであると言えよう。クライアントと設計者は、迷うことなくこの建築を「赤塚の森」と名付けた。

所在地
規模
敷地面積
建築面積
延床面積
竣工年
用途
: 愛知県名古屋市
: 地上4階
: 637m2
: 500m2
: 1,556m2
: 2014
: オフィス

©Center Photo

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