Shin Takamatsu Architect and Associates Co.,Ltd. 株式会社高松伸建築設計事務所

重慶 サンシャイン・タワー

北京に本拠を置く企業グループが重慶市長江河岸一帯で大規模な副都心開発を進めており、その中核施設の建設を決定した。しかる後、核となる建築にふさわしいシンボリックなデザインを我々に求めた。プログラムは極めて簡潔であった。即ち、商業施設、オフィス、ホテルからなる施設の骨格、及びそれぞれのゾーンのおおよその延床面積だけが示されており、他の全ては提案者の裁量に委ねられるというものである。敷地は、長辺が大河に面する鋭利な三角形状である。かつ、面積は約4,500㎡、プログラムからすれば極めて狭量であると言わざるを得ない。この特殊な形と狭さが構成の大要を決定したと言ってよい。最終的には3案を提示することにした。意匠はそれぞれ極端なまでに異なっている。とはいえ我々の狙いは各々の意匠の優劣にあるわけではない。というよりも、むしろその差異にこそある。即ち、同様の構成にもかかわらず、様々に異なるシンボリズムを生産し得るという、建築における本源的な能力の開示にこそ主題がある。

所在地
規模
敷地面積
建築面積
延床面積
計画年
: 中国 重慶市
: 地上46階
: 4,618m2
: 3,984m2
: 96,000m2
: 2004