敷地は金山南路と仁愛路が交差する角地である。まさしく台北市の中心である。因みに、このふたつのメインストリートは台北でも他に類を見ない見事な街路樹を擁していることから、クライアントは当然のことながら「グリーンビルディング」なるものの考案を我々に求めた。とはいえ、クライアントも我々もグリーンビルなるものの確たるレシピを知る訳ではない。という次第で、我々はこれを逆手に取って字義通り解釈し直訳するという方途を用いた。 西日の熱負荷低減のためのグリーンガラスによる縦ルーバー、グリーンタイルのプランターボックスによる壁面緑化などはその短絡的な計略によって導いたものだ。
台北金山路集合住宅
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