桂林ホテルA案B案 中国内陸部の都市桂林市の郊外に建設すべくデザイン提案を求められた客室数約1000室のリゾートホテル計画である。条件を精査した結果、最終的にA,Bの2案を提示した。A案は、桂林と言えばこれ置いて他に無い件の奇観「タワーカルスト」の群景を単刀直入に造形の源泉としている。B案はA案とは全く異なる構成である。直径ほぼ200m、15階建のリング状のホテル棟とキャノピーによって巨大な結界を形成し、全ての機能を、水で満たしたその聖域に浮かべるというものである。提案後の事業の推移は今もって定かならぬものの、このプロジェクトがホテル建築のビルディングタイプの開発に着手する契機となった。
桂林ホテル
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