Shin Takamatsu Architect & Associates

ORGANTIS

もうひとつのパイロットプランであるところの「リゾート地型カジノ」である。立地は沖縄などの海浜リゾート地を想定している。主体は客室数1500室のホテルであり、そのホテルの主要機能として、コンベンション・ホール、スポーツ・リクレーション施設、シネマコンプレックス、飲食施設、リラクゼーション施設、アミューズメント施設、そしてカジノが含まれている。最上階には庭園がしつらえられており、緑の中にコテッジタイプのVIP専用客室が用意されている。海辺にゆったりと安らう未知の有機体の如き全容は、これらの諸機能を、トポロジカルなレイヤー構造を用いて滑らかに覆いつくすことによって生まれたものである。波のうねりを思わせるスキンには熱交換システムが装備されており、これが、亜熱帯における室内環境を制御する。加えて、要所に装着されたソーラーパネルが、総電力量の約15パーセントを供給することになる。

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