Shin Takamatsu Architect & Associates

805年、唐長安にて空海上人が学法灌頂を受けられた。その際の投華得仏の折、目かくしをされた師の投じた花が、胎蔵界曼茶羅の中央「大日如来」に落ちたという。かかる時間をも凍らせる風景こそが、この構想に想像力の鋳型を与えている。差し渡し50間(約90m)、軒高125尺(約37m)のこの異形は、用いる材を一箇所たりとも欠き削ぐこと無く、相持ちで組み上げることによって建造可能である。総量30,000石(約5,411㎥)の木塊を四基の柱で支えるこの伽藍は、長者・砂原秀遍氏により「大連宮」の銘を頂戴することになった。

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